シュベスターアップライトピアノ張弦修理


シュベスター(SCHWESTER)の80年製の比較的新しい時期のアップライトピアノです。
大阪のお客様へ納品の予定ですが弦を新しく張り替えてからの納品という運びになりました。シュベスターは手作りのピアノとして有名なメーカーです。メーカーのホームページはこちらです。
シュベスターホームページ
一ヵ月後の納品予定ですので急いで張り替えてある程度張力を安定させてから出庫したいと考えています。

主な仕様
サイズ:高さ131cm×奥行65cm×間口157cm
重量:273Kg
製造年 1980頃
2本ペダル

修理開始です!

弦を張るときはピアノを解体して背面に寝かして作業します。
弦を外しところまでは立てた状態で作業します。

すべてのチューニングピンを均一に緩めていきます。

全体を2〜3度に分けて緩めて少しずつ張力を下げていきます。
力が一方に偏るとフレームに負荷がかかり、割れなどの致命的な故障につながりかねません。

チューニングピンをまわし続けるのはとっても疲れますので、途中で他の作業をすることもあります。取り外したハンマーのファイリングをしましょう。

 

今度は私が弦を取り外します。チューニングピンをクルクルまわしていきます。

やっと半分くらいでしょうか・・

もう一息!あれっ、日が暮れているような。。

  

弦を張る作業のためにピアノを背面に寝かせます。

張弦作業の準備が出来ました。

ピンブロック(ピンブッシュ)を打ち込む作業からはじめます。
←径と深さがピアノによって異なるので合うサイズを選びます。
このシュベスターピアノは高音と中音部分は径11.0mm深さ8.5mm
低音のみフレームが厚いらしく深さは1mm多く9.5mmを使用しました。

チューニングピンを打ち込むフレームの穴に一つづつ打ち込んでいきます。サイズがゆるいとチューニングピンと一緒に回ってしまいます。


孤独な作業が続きます・・時間があっという間に過ぎます。


6.5mmのドリルで穴を開けます。


木屑はバキュームで吸い取ります。


←今まで入っていたチューニングピンの太さを測っています。
6.90mmですので、新しく打ち込むチューニングピンは7.00mmもしくは7.10mmを選びます。


張弦開始


中、低音弦を張る作業に支障があるのでペダル、底板を取り外します。


ベース弦を張って張弦完了です。

張弦後の調整(ピンの高さ揃え等)が済んだらピアノを起こします。

アクションの修理は終わっているので、鍵盤とアクションを入れて調律を重ねます。

 

 
完成しました。

 

 

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